こんばんは。
この頃は技術の発達により映画のような世界この現実で再現できるようになりつつある時代になっています。
例えばこんなものなど。
そんな最先端の技術を用いたものがまた一つ発表されました。
それは、透明マント。
SF映画ではお馴染みの魔法のようなマントです。
ハリーポッターにも出てきますね。
包み込んだモノの姿を消す。
なんとこんなウソみたいな夢のようなアイテムが今後市場に出回るかもしれないのです。
アメリカ研究チームによる「透明マント」論文発表
この透明マントの開発の一歩となる論文を米研究チームが発表しました。
その内容によると、、現段階で既に極小サイズでの透明マントの開発に成功したというもの。
そうです。すでに包み込んだモノの姿を消す原理の理論はわかっており、さらにサイズは小さいけれど透明マントは作れるというのです。
いまのところ実験に成功している透明マントの大きさは約80ナノメートル。
決して肉眼では見えない大きさです。
これから更に開発を進めていくというところでしょうか。
光の反射を使った仕組み
どうやって物体の姿を消しているのだろうと気になるところですが、原理の根本はそこまで難しいものでありません。
マントによって光の軌道を著しく変化させたり、反射のしかたを大きく変えてしまうことで透明マントは成立します。
まあ、その光の操作が難しいんですが。笑
コップの底にコインを入れて斜めから覗き、水を注ぐとコインが見えなくなる、というのはみなさん知っていると思います。
この実験は光の屈折を利用した小技になっています。
簡単に言えばこの原理の応用のようです。(間違ってたらごめんなさい)
課題はサイズの拡大
上記ののように、今回開発された「不可視化膜」すなわち透明マントはサイズ80ナノメートルの超極小。
なんといっても課題となるのはサイズの大きい透明マントを作れるようになることでしょう。
しかし研究チームはこの課題解決の可能性は既に見えているそうです。
理論上では肉眼で見えるサイズの物体もこの不可視化膜で見えなくすることが可能になるということです。
しかし別の課題も存在します。
それは透明マントで隠している物体を動かすと見えてしまったり完全に消えなくなってしまうということ。
光の波の軌道を操作しているため、元となる物体が動くことで光の移動する道が変わってしまうからでしょう。
ここは今後も研究が必要な課題となっています。
まとめ
論文を出したとは言えまだ研究段階ではあるので実用化に至るかどうかはまだ分かりませんが、技術の進歩の大きな一歩であることには間違いありません。
このように現実では今まで考えられなかったことが今後どんどん現実になってきます。
技術発達による弊害も議論されていますがこの時代の流れは止まらないでしょう。
50年後や100年後、この世界はどんな世界になっているのでしょうか。
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