就活の解禁日は必要なのか?採用期間を制限するメリットはあるのか

こんにちは。

今日こんなニュースを目にしました。

「2016年卒の就活期間の面接解禁日を守らなかった企業が70%」

2016年に大学を卒業する学生の就活解禁日は例年より4ヶ月ほど設定されていました。

私は2014年に大学を卒業したのですが、就活を始められたのが2013年の12月でした。

遅らせることには何のメリットがあったのか。また、そもそも解禁日という日を設定する必要があるのかを考えてみました。

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就活解禁日を遅らせるメリットとは

いきなり結論を言うと、個人的には解禁日を遅らせたメリットは皆無だったのではないかと思います。

もちろんこれは結果論なので何とでも言えるのですが、それにしても何だったのかな?と。

というのも、就職活動を遅らせるということの狙いとして挙げられていたメリットは、学業に専念してもらうためでした。

しかし大学生からしたらまずこの考えから疑問を持ったはずです。

だって大学生が忙しいのは夏休み明けてからですから。

なぜかというと、卒業するための卒論文を書いていかなくてはならないからです。もちろん論文を書くためには何ヶ月もの間学校にこもって実験したり勉強したりをしなくてはなりません。

大学によって差はあるかもしれません。

文系だから、理系だからという差や個人個人の差もあるかもしれません。

しかし大学生の多くが夏休み明けに忙しい日々を送るはず。

ここにドンと就活をもってくるのはあまりにも酷だと思います。

多くの方は卒業後に就職します。

就職しないと稼いでいけない人がほとんどなので就活を疎かにするわけにもいかず、かと言って卒業そのものが掛かっている卒論をテキトーにやるわけにもいきません。

なぜわざわざ忙しい時期に就活解禁日を設定したのか。

それも学業に専念させるという理由で。

私には矛盾しか感じません。

そもそも「解禁日」は必要なのか

なぜ、12月からとか4月からとか「解禁日」というものがあるのでしょうか。

中途採用という採用制度があるのなら、別に新卒を一気に解禁する必要は無いのでは?と思います。

別に大学1年のうちから説明会などに参加しても良いと思いますし、面接を進めても良いと思うんですけどね。

卒業後の採用という条件は付きますが、就活時期を制限するよりは学生も企業も余裕が出ませんか?

それと、70%以上もの企業が解禁日を守っていないわけです。

学生にとってもデメリット、企業にとってもデメリット。

試運転として試された2016年卒業の学生はちょっとかわいそうですよね。

試さないとわからないという事情は理解できますが、せめて期間を早める方向で試してほしかった。

そして解禁日を設けないという試運転もしてほしい。

好きなタイミングで仕事について調べ、説明会に参加し、面接を受ける。

それも良いのではないでしょうか?

まとめ

就活の解禁日について持論を語りましたがどうだったでしょうか?

学業のために就活時期をずらしたようですが結果的に学生も企業も苦しくなり、解禁日を守らない企業が大半となる結果になりました。

解禁という概念のない、心に余裕の持てる就職活動があっても良いのではないでしょうか。

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